2017年04月22日

ワンコ今昔物語

今のワンコは幸せです。ペット可のホテルやレストランがたくさんある軽井沢は、特にワンコたちにとって楽園(欧州では普通ですが・・・)。先進国の人々は、かつての王侯貴族のようにペットを飼っています。まだまだ不十分ですが、ペットの虐待も徐々に確実に減ってきています。

でも時々考えてしまいます。地球上にはペット以下の生活をしている人々もたくさんいる、こんなことでいいのだろうか、と。

しかし、いろいろ調べてみると、今のワンコは昔より良い暮らしをしている、とも言えないのです。1万年前の犬は、今よりもっと幸せだったかもしれない。最近そう思うようになりました。

犬の誕生。それは、地球上の生物史において奇跡的な現象。

犬は狼と遺伝子的にはほとんど変わらない。でも生まれながらに犬は、人と一緒にいることが幸せと感じるようになっている。

wolf.jpg
(狼だぞ。外は寒いぞ)

犬は人に愛され、人と共に生き、人の気持ちを理解しようとする能力が、本能の中に備わっています。それだけ人間との心理的交わりが濃かったからだと思います。でなければ、犬が生まれたはずがありません。

LiuStove.jpg
(犬です。すっかり寒さに弱くなりました)

諸説ありますが犬が生まれたのは約1万5千年前。1万年前、人類は狩猟採集が主な生活手段。犬は大活躍です。

まず狩猟犬。人と共同して獲物を追いつめます。後年は牧畜犬としても活躍。
番犬。これは今でもやってますね。現代ではあんまり意味ないですが。
愛玩犬。かわいいから、子犬のころは人間の子供と一緒に遊んだのでしょう。

犬は群で生きる動物。だから複数の犬が常に人と一緒に生きていました。

(1) 有史以前。いつも飼い主がそばにいます。
(2) 有史以前。犬は人のために一所懸命働いています。
(3) 有史以前。犬が死ぬと、埋葬されました。

では現代ではどうでしょうか。

多忙ゆえ、犬に留守番をさせます(もちろん成犬になってから、適度な時間。それ以外は虐待)。
精神的に不安定になった犬に、なにか仕事をさせると気持ちが安定するそうです。
現代、犬にお墓を作ってやって、何が悪い(豪華すぎるのはどうかと思いますが)。

(1)と(2)については、1万年前のほうが、犬にとって幸せだったかもしれません。

人間含めどんな生物にとっても生き延びるのが大変だった有史以前、人は犬をペットではなく共に生きてゆく相棒として見ていたはずです。

しかし農耕が始まって犬が軽視されるようになってしまいました。特定の地域をのぞき、ただの番犬に成り下がったのです。

そして今はやっと犬の復権が実現しつつある時代なのです。

今のワンコは昔のように仕事はしていないではないか。いいえ、仕事の種類が変わっただけなのです。

「癒やし」が今のワンコのお仕事。「癒やし」なくして現代人はこのストレス社会を生き延びることはできません。
ワンコはそんな重要な仕事をしているのです。

毎日、ごはんやおやつをおねだりし、寝るか遊ぶか散歩するか、のうちのワンコ。立派な労働犬です!

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(お酒の相手はできないけれど)


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posted by ロンド at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然の驚異
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プロフィール
ブログネームは、ロンド。フリーの翻訳者(日英)。自宅にてiMac を駆って仕事。 2013年に東京の多摩ニュータウンから軽井沢の追分に移住。 同居人は、妻とトイプードルのリュウ。 リュウは、運動不足のロンドを散歩に連れ出すことで、健康管理に貢献。 御影用水温水路の風景に惹かれて、「軽井沢に住むなら追分」となった。