2018年02月01日

そうだ 佐久、行こう。


軽井沢のお隣さんである佐久市は、意外に素晴らしいまちだった、なんていうと佐久の住民に怒られるかもしれない。

4年前追分に越してきて、一番よく行くのは佐久(佐久平中心)。この辺りでは一番の大都市(人口ほぼ10万)だから、いろいろと商業施設が多い。追分からは20分くらいで行けるので、何かと言えば佐久平だ。

「佐久は日本三大ケーキのまちの一つ」というのを知って驚いたのはつい最近。誰が言ったかわからないけれど、Google で「日本三大ケーキのまち」と入れると、佐久が出てくる。佐久市の気候がケーキの本場、フランスの気候に近く、素材となる果実、乳製品、卵などの生産地に近いからというのがその理由だそうだ。

優れた素材がそばにある、というのは、作り手の意欲を高め、おいしいケーキを作りたいという人々を呼び込むようだ(「信州佐久ケーキ職人の会」というグループもある)。三大のあとの二つはというと、聞けば誰でも納得する「自由が丘(東京)」と「神戸」。この二つに佐久が並ぶのだからすごい。

広い意味で佐久地域に入る(軽井沢は北佐久郡)我が追分の家のそばにも美味しいケーキ屋さん「プティ・ラパン」がある。軽井沢の18号線沿いにある「ピータース」は、秋になると、和栗のモンブランを買いに行く。モンブランが苦手で食べられなかった妻が、初めておいしいと思った多摩センター(多摩市)にあるケーキ屋さんのモンブランに似ているからだ。この「ピータース」は佐久発だ(本店は佐久の中込)。

さあ、佐久がすごいのは「ケーキ」だけではない。

佐久は「医療や福祉が整っている」まちでもある。

そもそも長野県は日本有数の長寿県であるが、佐久市はさらに長寿である。一例を挙げると、男性の平均寿命で言えば、長野県が79.4歳、佐久市は79.9歳、全国平均は78.8歳。地域の病院や医療施設も健康管理活動にいそしみ、市民の健康意識も高い。一人当たりの医療費が低い(全国平均が28.7万円、長野県が26.4万円に対し佐久市は24.9万円)ということは、健康な人が多いということ(統計データは佐久大学HPより)。

みずみずしい野菜や果物、おいしいケーキ、健康に良い冷涼な気候、晴れの日が多い好天、北に浅間山、西に日本アルプス、南に八ヶ岳を望む絶景のまち、とくれば長生きにもなろう。

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(佐久パラダから望む八ヶ岳)
  
さらに佐久地域といえば、「映像芸術」だ。

なんと「北斗の拳」原作者の武論尊氏が、奨学金資金として出身地の佐久市に4億円(!)を寄付し、今年になって「武論尊100時間漫画塾」の開講を発表。4月開講の同塾では、第一線で活躍するマンガ家を含めた豪華講師陣が登壇。何よりもうれしいのが、もうすぐ佐久市と東京を結ぶ路線などのバスに「北斗の拳」キャラクターが描かれることなんだ。これはもう「アチャ・チャ・チャ・チャ」だ。

そして佐久市のお隣小海町(南佐久郡)出身の映像アーティストといえば、新海誠氏。大ヒットアニメ映画「君の名は。」の聖地は小海町とのこと。小海町の自然を元にした風景が同映画にもあちこち登場している。

彼らに続く佐久地域出身の映像芸術家が登場することを願いたい。創造性を育てられる佐久ならばそれができるだろう。

ちなみに「佐久(さく)」の語源だが、一つの説が「にいさく」(新たに裂いた=開いた=開拓した土地)。そしてかつて佐久総社でもあった由緒ある「新海三社神社」(にいさく=新開=新海)が佐久市田口に鎮座している。新海監督は、ここから「新海」の名を取ったとも言われている。

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(新海三社神社の三重塔。室町時代建立の重要文化財)

最後に、佐久市の「ぴんころ地蔵」を紹介。佐久市の野沢(佐久平駅から車で南下すること約15分)にある。成田山薬師寺の参道にあって、「ぴんぴん長生きして、逝くときはころっと逝けるように」との願いを込めて比較的最近建てられたお地蔵さん。我が家もよく初詣やお参りに行く。佐久の元気の象徴か。

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(かわいらしいぴんころ地蔵さん。リュウも長寿を祈願した。)
  
この野沢という地区は、旧佐久甲州街道の宿場で、江戸時代から栄えていた街。参道では毎月第二土曜日に市が出て、けっこうな賑わい。そこにいるだけで昔に戻ったような風情がある。古い建物が残る周辺の路地は、散策しても心休まる。車の往来も少なく、犬の散歩もゆっくりできる。お薦めスポットである。

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(参道での餅つき)
  

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posted by ロンド at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 郷土
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プロフィール
ブログネームは、ロンド。フリーの翻訳者(日英)。自宅にてiMac を駆って仕事。 2013年に東京の多摩ニュータウンから軽井沢の追分に移住。 同居人は、妻とトイプードルのリュウ。 リュウは、運動不足のロンドを散歩に連れ出すことで、健康管理に貢献。 御影用水温水路の風景に惹かれて、「軽井沢に住むなら追分」となった。